2013年10月19日土曜日

苦手なものを克服 vs 得意な分野を強化(GMBAブログ)

Keijiです。


Fall Aももうすぐ終わり、1週間ほどの休みになります。
Mitsuさんも書いているとおり、この期間休みを返上して、
企業訪問に行ってこようと思います。


基本的に会社派遣のGMBAは、Recruiting活動もしていない生徒が多い中、
先生方が「アメリカにいるのに、シリコンバレーやニューヨークの企業にいったことがないのは問題だ!」という発想のもと提案してくださいました。費用は各自(各企業)持ちですが、
このような企画がされるのも少人数制のGMBAの強みなのではないでしょうか。 


***********


さて、今日は「苦手なものを克服するか、得意な分野を強化するか」に関して。

誰もが得意なものと、苦手なものを持っていると思います。


MBAに私費で来る学生は、就職活動がとても重要で、一番重要な目的だと思います。。
つまりMBAの高い学費の分をすぐに稼げるほどの高給な仕事を獲得することを狙っています。
少なくとも私にはそのように見えます。


つまり例えば、Investment Bankerになりたい人は主にFinanceの授業を受講。
“MBAでFinanceを学んできました!!”と胸を張って言える経験値を蓄積しようとしています。


消費財の業界に行きたい人はマーケティング、
コンサルタントになりたい人はストラテジー、
起業に興味がある人は、アントレプレナー関連の授業、という具合です。


まぁ限られた時間の中で何をどう取るかは人それぞれですが、
僕から見ると「もったいない!」と思います。


せっかく自分のもともとの業界や職種で、得られなかった経験や授業が、
しかも高度なレベルでまわりに転がっているのに、
それを見ないふりして自分の得意分野ばかり強化する。

もったいない!


私はMBAは、自分が苦手としている分野に挑戦する、
絶好の機会だと思っています。


私のバックグラウンドは、グラフィックデザイン、開発経済学(マクロ、貧困削減)、
マーケティング、戦略、ですが、今はファイナンスに挑戦しています。
もちろん全部の授業がファインスではないですが、
今まで自分が知らなかった切り口で、社会や企業をみることができ、
とても大変で難しいのですが、めちゃくちゃ興味深いです。


授業の最初では、まぁ先生が何をしゃべっているかチンプンカンプンで、
本当にどうなることかと思いました。。。。。
しかし、そのあと一つ一つわからないことを潰していき、
質問し、理解し、反芻することで、自分の体にそのエッセンスが流れ込んでいることがわかります。


もちろん、まだまだ初心者なので、何か質問されてもわからないことが多いですが、
重要なのはエッセンスを身につけることで大きな枠組が理解出来ていれば、
今後何かファイナンス関連の議題で判断を求められても、
時間をかけたり、調べたりすることで、対応することができると感じています。

どんな企業でもファイナンス関連で経営判断をすることは往々にしてあります。
例えば、会社の社長やトップマネジメントになる場合でも、
どれか一つの分野に目をつぶって正しい判断が出来るとは思えません。
MBAは成功体験を得る場所ではなくて、いっぱい失敗して多くを学び、
社会に戻ったあとに、同じ失敗をしないことだと聞いたことがあります。


まさにそのとおりだと思います。
MBAは、苦手なものを、苦手なじゃないものに変える、
絶好の機会だと思います。

限られた機会を存分に活用し、たくさんのことを吸収したいと思います。

Keiji 

0 件のコメント:

コメントを投稿