2014年1月30日木曜日

批判の喜び(GMBAブログ)

Keijiです。

最近は今までの授業を通して学んだことを、
自分の考えていることとどう結びつけるのか、
日々考えています。

MBA後半戦に入り、MBA生活を意味あるものにするためには
必要なプロセスだと思っています。

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最近、小さな組織で動くことと大きな組織を動かすことは、
アクションや論点が大きく違うことが
多いなぁと思うことがよくあります。
(どちらがいいとか悪いとかを意味はしていません。)

立場上、自分の所属している組織に関して、
批判を受けることが多々あります。

私の会社はいわゆる大企業で
その中でも割りと大きい方の多国籍企業です。

批判を受ける理由は明確で、
現在の経営数値への不満、
市場から受ける期待値を上回るようなビジネスができていない、
という言葉に集約できると思います。

しかし、批判をするのは簡単です。
重要なのは実際にそれを変えるためには
具体的に何を、いつ、どこで、どうやったらいいのかを
考える必要があります。
基本的に客観的視点で批判を受けることは
とてもありがたいことで、最近は批判を聞くと、

 ・なんでそう思うのか、
 ・具体的にどのポイントのことをいっているのか、
 ・それを修正するためにはどうしたらいいのか、

という質問をするようにしています。

それらの解が見つかったとしても、
実際にプランを実行し達成するのは、
並大抵のことではありません。
授業中にもケーススタディの中に頻繁に社名が登場するので、
私のバックグラウンドを知っている先生から、
議論を振られることも多々あります。

実際のところ悪い話が多いのですが、
振られれば振られるだけ、
自分に考える機会が回ってきて、
教授や他の学生を巻き込みながら議論が出来る環境は、
とてもありがたいものだと感じています。

 

Facebookにも上げましたが、
先日、最終レポートのフィードバックを貰うために、
Business weekのMBA教授ランキングで2位となっている
ストラテジーのAhuja教授の部屋を訪ねました。 

最後に自分の会社の話になり、こんなコメントを貰いました。

「I know your company is struggling in the industry.
  But I love your company. I bought lots of products.
  I hope your company gonna be well as Japanese leading company」

日本人からは良くこのようなコメントを聞きますが、
Ahuja教授から聞いたのは驚きでした。

また、以前Stanford大学のRobert Burgelman教授にお会いし、
Dinnerをご一緒する機会がありました。

その際に食事をしながらボードの前に立ち、
Corporate Entrepreneurshipについて熱く語っていました。
私の会社のことを話すとこう言われました。

「大企業を変えていくことは、起業するより難しいことなんだよ。
 それは君の挑戦だ」

様々な批判を真摯に受け止めながら、
客観的視点で今後のアクションプランを
自分なりに考えていきたいと思います。

やったるで。 

2014年1月16日木曜日

社費MBAは不毛な制度?(GMBAブログ)

Keijiです。 

年末年始に一時帰国し、結婚相手の家族に
はじめて会い、 タジタジしていました。 。。。

それでもやはり日本で食べる日本食は格別で、
至福のときを過ごしました。

この期間を使い多くの書籍を読みました。 
普段なかなか日本語の読書が出来ず、
課題のケースやテキストブックの量に、 
忙殺される毎日なので、貴重な時間でした。

伊賀 泰代氏の『採用基準』(ダイヤモンド社)も 
読んだ書籍の一つでした。 

採用基準

その中で、「海外MBAへの企業派遣制度は
不毛な制度で、早めに廃止すべき」
と書かれています。

社費MBAという制度はよりより人材を獲得するための
マーケティングのツールとして使われており、
社費MBA派遣された人はまじめに授業を受けておらず、
いくつかのMBAコースからは社費派遣が煙たがられている、
と書いてありました。

これはいくつかの点で認識が違う部分があると思います。

1,MBAを意味のあるものにするかどうかは自分次第
以前にも書いたように、
MBAを意味のあるものにするかどうかは自分次第で、
それは社費派遣であろうが、私費であろうが一緒です。

MBAを卒業し、その価値を認められて良い転職をする人がいるならば、
社費派遣でMBAを卒業し、その価値や経験を
企業の経営へ活かすことができるはずです。

2,自分のまわりの社費派遣の友人はまじめに授業を受けている 

ゴルフ三昧だったり、遊んでいてぜんぜん授業にでていない
という人もどこかにはいるのでしょうが、
私もまわりのクラスメートにそういう人はあまりいません。

逆に、どうやって面白い授業を取ろうか、
限られた時間をどうやって活用しようか、
と考えている人が大多数です。

3,社費派遣を優先して取るMBAスクールは結構ある

Global MBAもそうですが、
会社の選抜を勝ち抜いた実績を評価してくれる、
MBAコースがあります。

例えば、私自身十分な英語のスコアメイクができていないにもかかわらず、
いくつかの学校にインタビューに呼ばれたのは、
社内選抜を勝ち抜いた点も評価されたと思っています。

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一方、「MBAという修士号を持っている価値」という観点では、
アメリカと比べ、日本とアジア諸国では、
その価値が高く見られていないのも事実です。

例えば、MBAを持っているから転職に有利か、給与はUPするのか、
という点では、日本やアジアではあまり期待できないと聞きます。
(一部のコンサルティング会社や投資銀行を除きます)
アメリカでは、多くの場合が良い転職やよい給与に結びつくので、
アメリカ人以外の留学生がアメリカに残って就職活動をする、
高いモチベーションとなっています。

社費MBA派遣において最も重要なのは、
企業側が数千万に及ぶ投資を、
きちんと回収するつもりで、MBA派遣生を送りだしているのか、
というところだと思います。

派遣生の選び方や、その後のキャリアパスへのつなげ方が、
実はこの制度を意味のあるものにする上で重要であり、
十分に考慮する必要があると思います。

いろいろ考えることも多く、時間は少なくなってきました。
Winter Termも頑張っていきます。 

2014年1月1日水曜日

2014年を始めるにあたり

2014年1月1日元旦。
新しい年がはじまりました。


MBAの生活もあと半年。
2012年から続いた変化は2014年の夏に節目を迎えます。

後半年のMBA生活は今までの1年と
少し違うものにしたいと思っています。

コアクラスと選択授業の前半を終えた2013年は
MBAの授業やグループワーク等から
得られる物をできるだけ多くするよう努めました。
それらは自分の取り組み方や集中力次第で、
大きく変わってくると感じました。

リーダーシップスタイル

例えば、自分のリーダーシップとはなんだろうか、
と考えることが多く、グループワークをする中で
「この人のこういうやり方はおもしろい」とか、
「自分はこうはなりたくないな」
「こういうリーダーシップは自分とは違う」等、
学びや気付くところが多くありました。

自分を客観的に見ながら、進む方向性を明確にしていきたい
と考えています。

アントレプレナーシップ

また、一度起業アイディアコンペに出場しました。
残念ながら結果は出なかったものの、
新しいものを考えるってなんて面白いんだ、
なんて創造的なんだと驚きました。

新しいアイディアを実際の社会のなかに投入して、
どんなモノが新しい価値を生むのか、
実際に試してみたいという気持ちが強くなりました。

人望

ビジネスも学業も、人なんだと強く感じました。
新しい起業を出すときも人。
皆が楽しく刺激的な場をつくるのも人。
自分が考えていることを心をぶつけて真剣に語り合うのも人。

そういう、心を共有できる人を作れてこそ、
自分の存在する意味があり、それを互いに確認しながら、
切磋琢磨していけるのだと感じます。

そんな人たちを大切にし、互いに刺激を与えられる輪をどんどん
広げていきたいと思います。

(努力をしている姿をみてあげ足を取ったり、
 横から文句をいう人もいますが、私はそれが嫌いです)

重要なことのリストアップ

どんな時間にするか、抱負として書き残しておきます。

改革プランのまとめ

自分の会社の改革プランを作る。
MBAの学びを総復習する意味もあり。
それは戦略から具体的な実行まで明確に
繋がったプランになっている必要がある。


残されたMBAの授業をうまく取る
限られた時間の中で面白く、かつ学びが多い授業を選択する。
Winter Termは特に大企業の変革に関わる戦略論と、起業論。
会計とFinanceは少しだけにする(一コマ程度)

新しいビジネスアイディア
あと半年で、利益を生み出せるビジネスモデルを考え、立ち上げる
自力で何かに取り組む姿勢がここ数年落ちていると感じた。
アイディアから立案・製作まで一通り自分でやってみる。

大切な人をこれでもかってくらい大切にする
人脈やネットワークで大切なものを太く長くする。
それが大きな価値になる。

Communityの形成
同じ興味がある人たちを集めるCommunityをつくる。
MBA仲間だけでなく、Blogも含めた情報発信等も含む。

個人ブログ
この個人ブログを週1で書く。
やはり学びはOutputすることにより定着すると思う。

英語のライティングの向上
英語に関してはここが現時点での課題。
表現力の拡充とスピードを上げる。


学びをまとめる
MBAを終了するにあたり、自分の独自の視点で書籍をまとめる。
今までのブログや会社のレポートに面白いアイディアが色々ある。
上手くサマって、新しいものを作ってみたい。

家族のケア
アメリカで妻と初めての同居する。
週末以外もできるだけ一緒にいる時間を取り、
学ぶと遊を両立する。これができてこそ一人前(と思う)。
妻と一緒にゴルフコースを回る。

トレーニング
週に2回はジムで走る。
体重8キロ減。健康維持。
仕事と家族のため。

2014年もよろしくお願いします。

Keiji