2013年6月27日木曜日

Base of Pyramid(GMBAブログ)

Keijiです。

真冬は極寒のアナーバーも、今は夏で外は暑く、
図書館で扇風機をまわしながら勉強をしています。

今日はBOP (Base of Pyramid )について書いてみたいと思います。

私がなぜミシガン大学を選んだのかと言えば、”ミシガン大学といえばBOP”と思ったからです。

ミシガン大学はWilliam Davidson Instituteという機関を有しており、
CKプラハラード教授亡き後、テッドロンドン教授が中心となり、BOPの研究を進めています。

The Base of the Pyramid (BoP) domain aligns business-oriented incentives for growth, innovation, and profits with the development community’s efforts to create a more inclusive capitalism. WDI’s Base of the Pyramid (BoP) research initiative, under the direction of Dr. Ted London, is a global leader in the BoP domain.

CKプラハラード教授は、著書『The Fortune at the Bottom of the Pyramid』
(邦訳書:ネクスト・マーケット―「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略)
の中でBOPの議論を展開し、「経済ピラミッドの底辺
(BOP:Base of the Economic Pyramid)」に属する人々が
新たな市場機会を生む顧客であるとし、世界に大きな衝撃を与えました。

Fortune at the Bottom of the Pyramid, Revised and Updated 5th Anniversary Edition, The: Eradicating Poverty Through ProfitsFortune at the Bottom of the Pyramid, Revised and Updated 5th Anniversary Edition, The: Eradicating Poverty Through Profits
著者:C.K. Prahalad
出版:Pearson Prentice Hall
(2009-08-24)
しかしながら惜しくも3年ほどまえに亡くなってしまい、
直接授業を取ることができないのがとても残念ですが、
現在はテッドロンドン教授がBOPの授業をMBAコースでも教え、
Fall Termからその授業を受講する予定です。

彼が書いている下記の書物は数年前に読みましたが、
直接授業を受けられるので、そわそわしてるところです。
著者:Ted Hart, Stuart L. London
出版:FT Press
(2010-11-12)



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企業は利益をだすだけで良いのでしょか?
我々はそれだけで生きていくことはできますか?
企業や組織は、どのように社会に貢献するのでしょうか?

Kazuが今週のブログでソーシャルアジェンダについて触れているように、
Noel M. Tichy教授は我々生徒に対して、
私たちや私たちの所属している組織が、
Global Citizenとして社会に貢献できることはなにか?
と授業中に尋ねてきます。

もっと視野を広げて、今の自分、これからの自分に何ができるのか、
自分の活動を通しどんな問題を解決していきたいのか、
自分を見つめ直しながら、残りの1年間のMBA生活を貴重なものにしていきたいと思います。

Keiji

2013年6月13日木曜日

MBAって役に立つの?(GMBAブログ)

Keijiです。
Ann Arborに来てから数日がたち、
生活のセットアップに追われています。
その合間に私も人生初のフルマラソンに参加し、
足がボロボロになっていました。。。

無謀でしたがとてもいい経験でした。
MBAを通し勉強を頑張るとともに健康的な体を手に入れるために、
新居にあるジムでしっかり体を鍛えようと思います。

今日は、私が3ヶ月を通して感じた、「MBAって意味あるの?」
ということに関して書きたいと思います。

仕事を通しキャリアを積んでいく中で、
さらにビジネスや経営を学びたいという向上心をぶつける上では、
MBAは最適な手段だと考えられる一方、
現実の仕事で詰める経験を一定期間放棄してまでやる価値があるのか、
机上の空論ではないのか、仕事に応用出来るのか、
極めて高い学費を払ってまでやる価値があるのか、等、
批判的な見方をあげればキリがありません。
その多くは、一部的を得ている批判だとも感じます。

私はMBAを意味あるものにできるかどうかは、
その取り組み方にかかっていると強く思います。
取り組み方が悪ければ、言葉を選ばずに言うと、
Waste of moneyです。

つまり、MBAで学んだものを、
現実の仕事にどのように活かせるかできるだけ具体的に考え、
それを継続的に実施できれば、
必ず大きな価値を生み出すことが出来ると思います。
一方、深い業務経験がない人はそこが希薄になる分、
MBAと通して得られるものは比較的少なくなると思います。

また、それは成績の良し悪しだけでは決まりません。
もちろん成績がいいに越したことはないですが、
成績がいいからと言ってTake awayが人より多いかといったら、
必ずしもそうではないからです。

例えば、事業やプロジェクトを前に進めるには、
一部の分野だけ秀でているだけでは足りません。
チームを説得して、心をつかんで、
それらを躍動的に前に進める力が必要となるからです。

様々なバックグラウンドを持っているクラスメートの中でも、
もちろん授業への取り組み方たモチベーションには差違があります。

その中で、同じクラスメート、つまり戦友という仲間とともに、
我々が体得できることを最大化するために協力しあって、
残りの一年を過ごしたいと心から思います。

これからの勉強が楽しみな一方、
きちんとついていけるのか心配です。
目一杯限られた時間を価値あるものにしていくのは、
各々の取り組み方次第だと思います。

Keiji