2013年10月31日木曜日

合格体験記 -- Keiji(GMBAブログ)

Keijiです。

Fall B(秋後半)のタームが始まりました。
アナーバーもすっかり秋の様相です。

さて、Naoさんに、「誰も合格体験記つづいてくれない。。。」と言われたので、
続きます。Naoさん、私のところで止めてすみませんでした。
(Naoさんの合格体験記はこちら) 


2013年4月下旬 社内で回ってきた社内公募留学の案内にふと気付く。
そういえば、営業から本社に異動したときに、
社内MBA留学について人事の担当者に質問して、
「それは相当難しいから期待しないで。。」みたいなことを
言われたことを思い出す。。。撃沈。

2013年5月初旬 突然上司に「公募留学に応募したい」と伝え、
なぜこんなギリギリに、、、、と言われる。
いつも行き当たりばったりで申し訳ないと反省する。すみません。

Big Bossと面談。「相当むずかしいよ?」と言われる。
「ダメで元々です。受からないと思うが、取りあえず全力でやらしてほしい」 と強くお願いする。応募の許可をいただく。本当に感謝。

GWの大半を、応募書類作成に費やす。すこし息抜きに遊ぶ。
毎年行っている旅行はやめる。
 
2013年5月中旬 社内留学応募書類提出。合格人数は会社全体で「若干名」との記載あり。
まず受からないだろうと思いながら、応募書類は渾身の力を込めて書く。
社費MBAを修了した先輩にヒアリングする。
何回も応募して、受からない人も多いと聞く。

2013年6月 書類選考合格通知がくる。奇跡の一回目が起こったと思う。
この時点でMBA受験の厳しさは知らない。
今思えば、本当にバカだったと思う。

2013年7月 一次面接面接。
応募書類に書いた熱いはずの思いを伝えようとするも上手くしゃべれず。
MBA応募の意義的なところでは、最悪の結果だったと思う。。
面談の後半は、普段の業務について。自分がやってきた業務の内容や、
工夫について話す。ここは好感触。
面談の最後に「がんばってくださいね」と言われる。
どういう意味だろうと考えるが、よくわからず。

2013年7月下旬 一次面接通過の連絡がある。奇跡の2回目。
8月下旬にもう一度面接があるときく。
どうやらそれが最終っぽいと感づく。
この時点でTOEFLは遠い昔に受けただけ。GMATは存在すら知らない。

2013年8月初旬 最終面接。部屋にいくと、Super big bossがいる。
一瞬緊張するも、もう失うものは無いと、思ったことを全部いう。
失礼なことをいって落ちたのならもういいと、なぜか割り切る。

2013年8月下旬 社内公募留学合格通知を貰う。奇跡中の奇跡が起こる。
GMATとはどういう試験なのか調べる。いまさら調べるという馬鹿丸出し。
この時点でMBA受験の準備を始めることは無謀だと今更気づく。
とりあえず受かるまでほとんど寝ないこと、予定は全部断ることを固く誓う。
禁酒も開始。

2013年9月初旬 GMATを受験するも何をいってるのかほとんどわからず。
今思うと当たり前。点数は悲惨。GMATのスクールに通いだす。
この時点でTOEFLを甘く見る。受験するも点数は出ず。。。。

2013年10月 途方にくれる。数々の人に相談する。
選択肢は、点数が出るかわからないがギリギリまでスコアメークをねばって、
アメリカのMBAスクールに応募するか、
受験時期をずらしてヨーロッパのMBAに応募するか。
もともと会社の規定で1年のプログラムにしか参加できないので、
ヨーロッパのほうが候補は多い。

2013年11月 TOEFLが少しずつ伸びてくる。GMATは困難を極める。
それにもかかわらずEssayに着手。
エッセイカウンセラーをつけないことに決める。
今思うと、これも無謀な決断だと思う。 

2013年12月 GMATもTOEFLも点数は伸びきっていないが
ギリギリまで受験を続けることを約束した上で、
ROSS GMBAに応募。A校、B校の出願準備も進める。
言い訳にしか聞こえないかもしれないが、準備が遅れてるので、
英語のスコアメークの猶予時間がほしいとどの学校にも強くリクエストする。

2013年12月中旬 ROSS GMBAのインタビューに呼ばれる。
ただ、英語のスコアメークに自信がなく、
受験を1年先にしたいと事務局に連絡する。
「どうなるかはわからないが、まずは今年受験してみてほしい」 と
応援される。もうなるようになれと、面接も終了。結果を待つ。

2013年12月下旬 A校のAlumniイベントに参加。人から校風に惹かれる。
その直後、A校の書類の通過、インタビューの依頼がくる。 
B校は社会人歴が足りないので断念する。
ヨーロッパのC校D校E校のEssayを開始。

2013年1月初旬 Ross GMBAから合格通知を貰う。奇跡の4回目が起こる。
このプログラムのメリットは合格してから入学までがとても短いことだと思う。
空白時間が短いため、次のキャリアステップに進みやすい。
私はできるだけ早く次のSTEPに行きたかったこともあり、入学を決意。

2013年1月中旬 はじめてクラスメートと合う。 なぜか初日なのにSeanとそりがあう。

2013年2月 合格決定から入学まで期間が短いことで、後任探しや引き継ぎで、
上司やチームに迷惑をかけまくる。。。本当に申し訳なかった。
受験後、全力で引き継ぎをやることを誓う。睡眠がとれない。
さすがに体調がおかしく、会議中にめまいがする日々がつづく。

2013年2月下旬 体調が最悪のなか、Ross MBAの最初のSession、韓国へ出発。
授業中もくらくらしたが、授業の日々が始まる。。。。

普通のひとより短期間で受験生活を終えましたが相当体的にはきつかったです。。。。
MBA受験をする方は、できるだけ十分な受験期間をとってくださいね~ !

Keiji 


2013年10月19日土曜日

苦手なものを克服 vs 得意な分野を強化(GMBAブログ)

Keijiです。


Fall Aももうすぐ終わり、1週間ほどの休みになります。
Mitsuさんも書いているとおり、この期間休みを返上して、
企業訪問に行ってこようと思います。


基本的に会社派遣のGMBAは、Recruiting活動もしていない生徒が多い中、
先生方が「アメリカにいるのに、シリコンバレーやニューヨークの企業にいったことがないのは問題だ!」という発想のもと提案してくださいました。費用は各自(各企業)持ちですが、
このような企画がされるのも少人数制のGMBAの強みなのではないでしょうか。 


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さて、今日は「苦手なものを克服するか、得意な分野を強化するか」に関して。

誰もが得意なものと、苦手なものを持っていると思います。


MBAに私費で来る学生は、就職活動がとても重要で、一番重要な目的だと思います。。
つまりMBAの高い学費の分をすぐに稼げるほどの高給な仕事を獲得することを狙っています。
少なくとも私にはそのように見えます。


つまり例えば、Investment Bankerになりたい人は主にFinanceの授業を受講。
“MBAでFinanceを学んできました!!”と胸を張って言える経験値を蓄積しようとしています。


消費財の業界に行きたい人はマーケティング、
コンサルタントになりたい人はストラテジー、
起業に興味がある人は、アントレプレナー関連の授業、という具合です。


まぁ限られた時間の中で何をどう取るかは人それぞれですが、
僕から見ると「もったいない!」と思います。


せっかく自分のもともとの業界や職種で、得られなかった経験や授業が、
しかも高度なレベルでまわりに転がっているのに、
それを見ないふりして自分の得意分野ばかり強化する。

もったいない!


私はMBAは、自分が苦手としている分野に挑戦する、
絶好の機会だと思っています。


私のバックグラウンドは、グラフィックデザイン、開発経済学(マクロ、貧困削減)、
マーケティング、戦略、ですが、今はファイナンスに挑戦しています。
もちろん全部の授業がファインスではないですが、
今まで自分が知らなかった切り口で、社会や企業をみることができ、
とても大変で難しいのですが、めちゃくちゃ興味深いです。


授業の最初では、まぁ先生が何をしゃべっているかチンプンカンプンで、
本当にどうなることかと思いました。。。。。
しかし、そのあと一つ一つわからないことを潰していき、
質問し、理解し、反芻することで、自分の体にそのエッセンスが流れ込んでいることがわかります。


もちろん、まだまだ初心者なので、何か質問されてもわからないことが多いですが、
重要なのはエッセンスを身につけることで大きな枠組が理解出来ていれば、
今後何かファイナンス関連の議題で判断を求められても、
時間をかけたり、調べたりすることで、対応することができると感じています。

どんな企業でもファイナンス関連で経営判断をすることは往々にしてあります。
例えば、会社の社長やトップマネジメントになる場合でも、
どれか一つの分野に目をつぶって正しい判断が出来るとは思えません。
MBAは成功体験を得る場所ではなくて、いっぱい失敗して多くを学び、
社会に戻ったあとに、同じ失敗をしないことだと聞いたことがあります。


まさにそのとおりだと思います。
MBAは、苦手なものを、苦手なじゃないものに変える、
絶好の機会だと思います。

限られた機会を存分に活用し、たくさんのことを吸収したいと思います。

Keiji 

2013年10月3日木曜日

後悔するならすぐ辞めろ(GMBAブログ)

Keijiです。

崩していた体調も、だいぶ整ってきました。
ちゃんと食生活のバランスを保つことと運動を継続することが必要ですね。
日本にいた時みたいに、遅くまで飲み歩いたりすることは少なくなったので、
肝臓は元気になってそうですが。。。


さて、今日は盛田昭夫氏の格言について。


“ 私は新入社員の入社式でいつも次のように言うことにしている。
 「君たち、ソニーに入ったことをもし後悔するようなことがあったら、
 すぐに会社を辞めたまえ。人生は一度しかないんだ」”


私はこの言葉が大好きです。


だれでも自分の人生の帰路に立たされた時、迷い、悩み、何らかの決断をします。
後悔し続けるより、別の道を選んだほうがいい時だってあるはずです。


私も今までキャリアを考える中で、多くのことに悩んできましたが、どの判断も後悔していません。
なぜなら後悔していたのならば、その時点で変更を加えていたはずです。


色々考えたのちに、最後は直感で決めることが多いのですが、
集中して悩んだ先に見える判断は、大概あってることが多いと思いますし、
きちんと考えて出した結論はたとえ期待値と違っていても、後悔することは少ないです。

20120117nakata04



















選択をする上で私が重要だと思うことは、いかに自分のやっていることに情熱を持てるか、だと思います。


Steve JobsがStanfordで行ったスピーチの中にもこのような文面があります。


"I was lucky — I found what I loved to do early in life."


どんな給料が良くとも、どんなにその他の条件が良くとも、情熱を傾けてやれない仕事では、
何か新しいうねりが起こることはないと思います。

まわりには条件ばかりに目を奪われている人が多いとおもいませんか? 

人生は一度きり。
何か情熱を傾けられることを見つけた人が、本当は一番幸せなのかもしれませんね。


MBAに来るという選択は、選択という意味では小さいことかもしれませんが、
授業や活動をしながら本当の自分は何に情熱を向けたいのか、
考えるいいきっかけだと思います。

GMBAでは、仲間とそんなことについて深く語り合える環境が整っています。
GMBAやRossのコミュニティーが、情熱であふれた人にとって魅力的な場所になるようにしていきたいと心から思います。

Keiji