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2014年2月13日木曜日

「でさ、ぶっちゃけMBAって意味あるの?」(GMBAブログ)

Keijiです。

授業に慣れてきたこともあり、
MBAの最も忙しい時期は過ぎ、
これからどういうところに着地しようかと
多くの学生が考えているところだと思います。
このGMBAブログもいい機会になっていますが、
MBAの意味や価値を継続的に考えている人も多くいるでしょう。

ここ最近、日本にいる複数の方々から、
  • MBAに行ってどうなのか
  • 何がいいの?行ってよかった?
  • Rossの授業や環境ってどう?
ということを聞かれ、電話等する機会が増えてきました。
mbaworth
正直なところ、おそらくMBAの現学生は、
MBAを取得することを正当化したいという気持ちはあると思います。
なぜならすでに来てしまっているから。卒業生もしかり。

これからMBAに来ることを考える人は、
タイミングや費用、家族、仕事、健康状態、等々、
色々な項目を検討して入学するかしないかの
意思決定をすると思います。

これから受験する人のモチベーションを
下げるつもりではないですが、実際のところ、
”MBAを持っている”からといって
“自分の価値”が飛躍的に高まるか?といったら、
必ずしもそうではないと感じています。

確かに目ん玉が飛び出るくらい素晴らしい先生もいるし、
今までになかった面白い経験ができることは間違いありません。
議論のポイントは、
1,果たしてMBAに来たことで飛躍的に人材の市場価値が高まるのか、
  もしくは
2,市場価値の上昇する可能性が高い人が集まってるから、
  結果的にそうなっているのか。
(何が人材の市場価値の評価基準なのかも議論点ですが)

じゃあ実際のどうなのか。

両方あり得るとは思いますが、
私は2の傾向が強いと思っており
厳しいMBA受験を乗り越えて
(社費の場合は厳しい社内選考も乗り越えて)
高額の学費に値する経験を得ようと来ている多くの人は、
強い決意や情熱を持っている人が(確率的に)多く、
彼ら彼女らと切磋琢磨していける環境に身をおくことが
結果的にMBA取得者の全体価値を形成しているのだと思います。

人生はとても短いと感じる今日この頃。
それらが1だろうが2だろうが、
どんな環境に自分の身をおくか、
決められるのは自分だけであり、
もしかしたら限られた時間だけかもしれません。

まだまだ色々なことに振り回され、
精神的にも成長が足りないと思うことが多いと痛感していますが、 
今のこの時を後悔しない人生にしたいと強く思います。

Keiji

2013年7月25日木曜日

責任を感じること(GMBAブログ)

Keijiです。


MBA生活も5ヶ月が経過し、
コアクラスの授業のスピードに慣れてくる中で、
卒業後のことに関して深く1人で考えたり、
クラスメートと議論したりする機会が多くなってきています。


今まで、大学受験、大学院受験、インターン、就職、MBA受験を、
なんとかギリギリでこなして行く中で、
今まで関わった組織や人々に大きな影響を受けて、
今の自分は形成されているということを強く感じます。

その中で、自分に影響を与えていただいた多くの方々に感謝するとともに、
それらに対して責任を持つ必要があると感じています。


現在のGMBAのクラスに参加するほとんどのメンバーは、
会社社費派遣です。ファミリー企業の場合(つまり親が社長、等)も
ありますが、私のように一般企業で選抜されて
派遣されている人々も多くいます。
つまり学費は会社が支払っているということです。


ご存知の方も多いと思いますが、
MBAの学費はどの学校をとってもやたら高いです。
私が初めて知ったときは、まじめに0の数を1つ間違えたほどです。


いま私が頂いている投資に対して自分がどう責任をもち、
如何に今後の会社や社会に貢献することができるのか、
学生生活を送る中で常に頭の中に入れ続ける必要があると感じています。


また、今会社でビジネスを良くしようと切磋琢磨している
上司、先輩、同期、後輩の方々がいる中で、
現状自分が何もできないということに対しては、
強いもどかしさを感じています。


急速に変化するマーケットの中で、
自分が帰る頃には何がどう変わっているのかは分かりませんが、
今自分にできることは、目の前のことに最大限集中し、
卒業後に貢献できることを目一杯増やすことに他ありません。


「焦らず焦る」


難しいですがその心持ちを忘れないようにしたいと思います。
また、大学院の恩師に伝授された言葉で、私が好きな言葉があります。


「パニックになれ」


人は弱い生き物で、何かに追われたり締め切りが
あったりしないと、なかなか自分のお尻を叩くことができません。
パニックになったとき、いったん生産性は下がりますが、
頭が混乱する中で、如何に現状から最善の手順で
物事に取り組むことが良いのか、限られた時間の中で
死ぬ物狂いで考えることができます。
私が修士論文を書き上げたときはそのような感覚でした。


まずは弱い自分がいることを認め、それに甘んじず、
今できることは何だろうと常に考え続けることが大事だと思います。


ストラテジーのクラスも半分が終わりました。
毎日図書館にこもりきりですが、さぼり気味の運動もしながら、
集中力を高め続けていきたいと思います。

2013年7月11日木曜日

決断の連続(GMBAブログ)

Keijiです。

Financeの授業が始まり、このあとのコアの授業は、
マーケティングとストラテジーのみになりました。
めまぐるしく進む授業に、日々精一杯です。

さて、つい先日、結婚することに決めました。
ずっと、35歳くらいまでは相手が見つからず、見つかってもなかなか
結婚まで踏み切れないかなぁ、と思っていたのですが
今回は不思議とまったく迷いがありませんでした。
そう思った時が、”決断”の時なのかもしれません。

すこし時間は空きますが、数ヶ月後から妻もアメリカにきて、
一緒にアメリカでの生活を始めます。

我々には、生活環境という意味でも様々な変化があります。

 異動、転勤、留学、引越し。

環境だけではなく、さまざまな変化は人に考えさせるきっかけを与えてくれます。
その度に、私たちは限られた情報の中から最適な解を見いだし、
最終的には直感で判断をしなくてはなりません。

会計やファイナンスの授業で、現在価値と未来価値を算出することに関して学んでいます。
その際に、それぞれの価値を算出する上でのリスクに関しても、学んでいます。
つまり、現時点の基準にてさまざまな決断をする上で、
現在価値や未来価値を使うことはできますが、
その基準が変化した時、つまり例えばリスクが悪い方に変化した場合、
そのときの予測は使い物になりません。
予測を間違え、大きな経営判断の失敗をしている様子を、
現在の市場でもよく見かけます。

つまり
 ・未来は誰にもわからない。
 ・その上で、様々な判断に使用できる知識や経験や視点を養う。
 ・そうすることによって、判断を間違える確率を下げる。
ということはできると思います。もちろん大事なことです。

しかしそれだけではなく、大きな岐路に立たされたときに、
どのように決断をしその判断を周りの多くの人たちを巻き込んで、
時には大きな反対や批判をされながらも彼らを説得して、
明確に実行できるかどうか、ということが求められると考えています。

Leadership Developmentの授業で、ある統計データを見ました。
MBAを取得した人の中で、企業のCEOになる人の確率は、高いわけではありません。
むしろ、想像していたよりもとても低い統計データでした。
(おそらく大企業がメインのデータだと思います。出典があいまいですみません)

私の視点も同じで、MBAをとるだけではその価値を最大化できません。
数字が物語っています。

これをもとに、自分が何を目指したいのか、どういう人になりたいのか、
何を達成したいのか、どうやって生きていきたいのか、を考える必要があります。

私は、大きな決断を、明確な意志をもって実行できる人になりたいと強く思います。

2013年6月27日木曜日

Base of Pyramid(GMBAブログ)

Keijiです。

真冬は極寒のアナーバーも、今は夏で外は暑く、
図書館で扇風機をまわしながら勉強をしています。

今日はBOP (Base of Pyramid )について書いてみたいと思います。

私がなぜミシガン大学を選んだのかと言えば、”ミシガン大学といえばBOP”と思ったからです。

ミシガン大学はWilliam Davidson Instituteという機関を有しており、
CKプラハラード教授亡き後、テッドロンドン教授が中心となり、BOPの研究を進めています。

The Base of the Pyramid (BoP) domain aligns business-oriented incentives for growth, innovation, and profits with the development community’s efforts to create a more inclusive capitalism. WDI’s Base of the Pyramid (BoP) research initiative, under the direction of Dr. Ted London, is a global leader in the BoP domain.

CKプラハラード教授は、著書『The Fortune at the Bottom of the Pyramid』
(邦訳書:ネクスト・マーケット―「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略)
の中でBOPの議論を展開し、「経済ピラミッドの底辺
(BOP:Base of the Economic Pyramid)」に属する人々が
新たな市場機会を生む顧客であるとし、世界に大きな衝撃を与えました。

Fortune at the Bottom of the Pyramid, Revised and Updated 5th Anniversary Edition, The: Eradicating Poverty Through ProfitsFortune at the Bottom of the Pyramid, Revised and Updated 5th Anniversary Edition, The: Eradicating Poverty Through Profits
著者:C.K. Prahalad
出版:Pearson Prentice Hall
(2009-08-24)
しかしながら惜しくも3年ほどまえに亡くなってしまい、
直接授業を取ることができないのがとても残念ですが、
現在はテッドロンドン教授がBOPの授業をMBAコースでも教え、
Fall Termからその授業を受講する予定です。

彼が書いている下記の書物は数年前に読みましたが、
直接授業を受けられるので、そわそわしてるところです。
著者:Ted Hart, Stuart L. London
出版:FT Press
(2010-11-12)



****

企業は利益をだすだけで良いのでしょか?
我々はそれだけで生きていくことはできますか?
企業や組織は、どのように社会に貢献するのでしょうか?

Kazuが今週のブログでソーシャルアジェンダについて触れているように、
Noel M. Tichy教授は我々生徒に対して、
私たちや私たちの所属している組織が、
Global Citizenとして社会に貢献できることはなにか?
と授業中に尋ねてきます。

もっと視野を広げて、今の自分、これからの自分に何ができるのか、
自分の活動を通しどんな問題を解決していきたいのか、
自分を見つめ直しながら、残りの1年間のMBA生活を貴重なものにしていきたいと思います。

Keiji

2013年4月18日木曜日

今やっていることってどんな意味があるの?(GMBAブログ)

こうやって思っている人って結構多いのでは、と思います。

今回はKeijiの第2回目の投稿です。
書き出しは前回のKazuの投稿をまねてみました笑

前回の投稿で、自己紹介とともに私の1本の芯について触れました。
つまり、私の少しだけ変わったキャリアの変更
(デザイン→国際協力→研究者ではなくビジネス)のなかで、
変わらない物は何なのか。
ここをお話しすると、なぜ今GMBAに参加することに
なったのか、に繋がってきますので、少しお話させていただきます。
数回に分けて投稿しますね。

私のキャリアは、デザインから始まりました。つまり”ものづくり”です。
絵もうまくないしセンスも良くないのに、「なんか格好いい物作ってみたい」
というとても不純な動機で、芸大のような学部がある大学に入学しました。
入学順位はビリでした泣

そこで幸いにも人生の恩師に出会い、国際協力活動にも精力的に参加しました。
ゼミの親友たちと寝食を共にしながら活動を続ける中で、
「ものを作ることってどんな意味があるのだろうか」
という根本的な疑問を持ちました。

自分としてはがんばって書いたので、
修士論文のまえがきに記した文章を引用します。(固いですが、、、)

筆者は4年の間の、芸術工学を通じたデザインを学んできた.
様々な“もの”を生み出すプロセスを通し、すばらしい作品を
作ることを目指すと同時に、作ることとはどういう意味を
持っているのか、ということに疑問を持ち始めた.
産業革命を経て大量生産が可能になった社会は、世界全体を規格化した
ことの代償に、以前は富裕層のみしか得られなかった恩恵に
多くの人々が与ることができたのは事実である.
しかしその歪みが、私たちが生きる地球の許容量の限界を超える可能性が
あるという形で、現在の私たちを苦しめている.筆者はその
答えを、私たちがその恩恵に与っている“資源”に関する議論の中で
求めたいと考えていた.
デザインを学習してきた中で、「もの作り」に用いる素材に触れてきた.
特に楮を用いた手透きの和紙という天然の素材から作り上げる作品を通し、
素材、つまりは自然資源のすばらしさや豊かさを感じてきた.
現在私たちが生活する環境は、特に日本を含めた先進国において、
生活の周りを人工物に囲まれていることが一般的である.
人工的に様々な資源を適切な形に加工及び利用して、その価値を最大限に
高めることによって豊かさを求めてきた結果である.一方、人間は
その恩恵に与りながら、逆説的に恩恵に求めすぎているのではないか
と感じることも多い.

そう考える中で、自分でデザインを通したモノ作りをし続けるのではなく、
そもそもその仕組みってどうなっていて、何が問題で、
どうすればそれらを解決していけるのか、
というところを根本から分析し、それらを深く見つめてみたくなったのです。

”デザイン→国際協力→研究者”と意思が変わってきたのはこの頃からです。
ここでデザインから国際協力に専門を大きくシフトし、
大学院から経済学を、しかも英語で学ぼうという無謀な挑戦がはじまりました。
(それはそれは大変でした。。。)

******

続きは第3回目の投稿にてまた書かせていただきます。
”国際協力→カンボジア→研究orビジネス”と変化があり、
社内留学選考への応募も含めた、MBAに至るまでの流れをご紹介します。

大阪SessionのFinancial Accountingももう少しで終わります。
本日の投稿はKeijiでした。
明日はMakotoさんです!乞うご期待!

2013年4月4日木曜日

4番バッター続きます(ホームラン。。。打てませんが)(GMBAブログ)

初めまして。
4番バッターのKeijiです。
30才、独身、愛知県出身。

4番という名の下、ホームランが期待されるかと思いますが、
まずは平凡なヒット(自己紹介)からはじめさせて下さい。

大学ではグラフィックデザイン、大学院では開発経済学を専攻しており、
後者の時間の中で、在外専門員としてカンボジアに1年間滞在していました(某独立行政法人にて)。

その間、NGO活動にプロジェクト・マネージャー等、5年ほど従事し、
国際機関のサポートをもらいながら、中南米・アフリカでプロジェクトを推進していました。

その後、博士後期課程に進学することを考え合格するものの、ビジネスの世界に入ることを決意し、
現在は、某メーカーの事業戦略、海外マーケティング部に所属しています。

主に中国エリアを担当しており、2~3ヶ月に一度は上海に行き、
現地と協議しながら商品導入やマーケティングプランの立案をしていました。

その後、社内留学制度に運良く合格し、幸いにもGMBAに参加することが出来ました。

卒業後は会社に戻り、世界の各地に飛び回りながら、
海外マーケティング、事業戦略、商品企画に従事し、
最終的には会社を大きく変革する強い力の一つになりたいと考えています。


GMBAの本当に素晴らしいと思う点は、すでにブログを書いている
Kazuさん、Naoさん、Mitsuさんを始めとする素晴らしいクラスメートと
極めてタイトな関係を築きながら、授業に集中できることです。

現在は3月の韓国セッションが終わり、大阪セッションの最中ですが、
単にMBAにて授業を受けているだけでは得られない深~~い関係が構築出来ます。

皆さんに出会ってから1ヶ月半も経っていないのに、
すでに昔から知っているような関係になっており、とても不思議な感覚です。

今後の人生において、腹を割って話ができる親友をつくる絶好の機会と感じています。
卒業後もビジネスの世界で活躍していきたい!と奮起している方には絶好の機会だなぁとしみじみ思います。

次回以降はクラスの進捗と私の少し変わったキャリア(デザイン→国際協力→研究者ではなくビジネス)
についてお話します。
(一見関係無いように見えて、一本太い芯があるのです)

明日はMakotoさんの番です!お楽しみに。

本日の投稿は自己紹介とクラスの状況を紹介しました。
Keijiでした。