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2013年10月3日木曜日

後悔するならすぐ辞めろ(GMBAブログ)

Keijiです。

崩していた体調も、だいぶ整ってきました。
ちゃんと食生活のバランスを保つことと運動を継続することが必要ですね。
日本にいた時みたいに、遅くまで飲み歩いたりすることは少なくなったので、
肝臓は元気になってそうですが。。。


さて、今日は盛田昭夫氏の格言について。


“ 私は新入社員の入社式でいつも次のように言うことにしている。
 「君たち、ソニーに入ったことをもし後悔するようなことがあったら、
 すぐに会社を辞めたまえ。人生は一度しかないんだ」”


私はこの言葉が大好きです。


だれでも自分の人生の帰路に立たされた時、迷い、悩み、何らかの決断をします。
後悔し続けるより、別の道を選んだほうがいい時だってあるはずです。


私も今までキャリアを考える中で、多くのことに悩んできましたが、どの判断も後悔していません。
なぜなら後悔していたのならば、その時点で変更を加えていたはずです。


色々考えたのちに、最後は直感で決めることが多いのですが、
集中して悩んだ先に見える判断は、大概あってることが多いと思いますし、
きちんと考えて出した結論はたとえ期待値と違っていても、後悔することは少ないです。

20120117nakata04



















選択をする上で私が重要だと思うことは、いかに自分のやっていることに情熱を持てるか、だと思います。


Steve JobsがStanfordで行ったスピーチの中にもこのような文面があります。


"I was lucky — I found what I loved to do early in life."


どんな給料が良くとも、どんなにその他の条件が良くとも、情熱を傾けてやれない仕事では、
何か新しいうねりが起こることはないと思います。

まわりには条件ばかりに目を奪われている人が多いとおもいませんか? 

人生は一度きり。
何か情熱を傾けられることを見つけた人が、本当は一番幸せなのかもしれませんね。


MBAに来るという選択は、選択という意味では小さいことかもしれませんが、
授業や活動をしながら本当の自分は何に情熱を向けたいのか、
考えるいいきっかけだと思います。

GMBAでは、仲間とそんなことについて深く語り合える環境が整っています。
GMBAやRossのコミュニティーが、情熱であふれた人にとって魅力的な場所になるようにしていきたいと心から思います。

Keiji

2013年8月22日木曜日

生みの苦しみ(GMBAブログ)

Keijiです。 
コアクラスが終わって今頃クラスメートたちは、 
短い休日を楽しみ、溜まった疲れを解き放つために、 
世界各地に飛び散っていることだろうと思います。

私は少しの間ですが、ニューヨークへ来ています。
11年ぶりの訪問でしたが、以前は改修中だったMOMAにも行くことができました。
忙しい中、現地で相手をしてくれた 
えいこさん、みさきちゃん、ありがとうございました。 
たくさんのいい刺激をもらいました。 

今回はいろいろな人と話していて気づいた部分を書きたいとおもいます。 

コアクラスが終わり、選択科目がもうすぐ始まります。 
ある人は専門性を伸ばすために自分のバックグラウンドを強化する。 
別の人は視野を広げるために、様々なジャンルにチャレンジする。 
自分の今後目標とするキャリアパスのための選択をしています。 
どんなジャンルにおいても、ある道を極めようとした時に、 
共通する部分があると思いました。 

「生みの苦しみ」 

私がデザイナーを志していた時、
常に斬新な表現を生み出し続けることは 
本当に大変なことだと感じました。 
その後、研究者になることを考えてた時は、 
今までにない新しい提案や切り口を見つけるのに、 
四苦八苦していました。 
ある研究者は、それを茨の道だとおっしゃっていたのを覚えています。 
今の会社に入って感じたことは、 
今までにない新しい商品で 他社に対して圧倒的な差異化をはかるのは、 
簡単なことではない、ということです。 

それぞれ、その提案に価値があり誰も考えたことがなく、 
それらが適切なタイミングかどうか(早くてもおそくてもだめ) が
極めて重要な点で共通することだと思いました。 

要はつまりどれを選んでも同じってことです。 

大切なことは、いかに自分にあっている分野を選んで、 
そこで活躍できるか、ということだと思います。  

自分にあっているものを選ぶ方法は? 
何にでも果敢にチャレンジし続けることしかないですね。
自分にも言い聞かせながら。 
やるっきゃないっす。 

Go blue!!

Keiji

2013年8月8日木曜日

チームの能力を最大化すること(GMBAブログ)

keijiです

「ケーススタディーってどうやって進めてるの?」
今週末に引越しを控えているのに、
忙しいのを言い訳に、荷物をまとめる気がしなくて困っています。
引越しといっても歩いて10分ほどの距離の場所ですが。。。

最近、アナーバーもだいぶ涼しくなってきました。
あれ、でもまだ8月なのに。。。。
つまり、極寒の冬への恐怖が日に日に増してきています。。。

***

さて、本題へ。

コアクラスを通し、ほとんどの授業において、
グループで問題を解決することが求められています。
どのMBAコースでも求められることです。

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特にケースを使った授業では、グループワークの比率が高く、
さまざまなメンバーとチームで一つのことに取組みます。

このクラスに所属するメンバーは、優秀な人が多いのですが、
一人ひとりが優秀であればグループワークはうまくいくのでしょうか?
それはまったくの誤解です。

一人ひとりが素晴らしい方々なのに、全然最後まで結論がまとまらず、
逆にそれぞれが勝手なことを主張して、歯車が噛み合わない場合もあれば、
当初はうまくいくか疑心暗鬼だったにもかかわらず、議論が面白いくらいに噛み合い、
テンポも良くて、全メンバーのコンセンサスを得ながら最大の効果が発揮出来る場合もあります。

それは、人と人の組み合わせがどのように効果を発揮するのか、ということなのですが、それを事前に把握するのは割りと難しいと思います。

社会で活動するためには、一人でなく様々な人々と関わりながら、
チームで物事を前に進めていきます。
そのチームメンバーのシナジー効果を最大化することは、
どの組織においても重要な課題です。

  • ある人は強引に議論を自分の意見へ持って行きたい。
  • ある人は全然違う方向へ持って行きたい。しかもゆずらない。
  • ある人は全然話を聞いていない。
  • ある人はそもそもやる気がない。
  • ある人は計算が強い。他は弱い。
  • ある人は文章を書くのが強い。他は弱い。
  • etc...
事例を挙げだしたらキリがないくらい様々なタイプの人々と、
これから関わりながら、一つのチームとして、
一つの物事の対して判断をしていかなくてはいけません。

そのためには、それぞれのメンバーの特徴を掴み、
各メンバーの秀でている部分を見つけ、
それをグループの力として活用する
ところまで、
導いて行く必要があると考えています。
    私自身それらをどうやっていくのか、まだまだ精進しているところですが、
    グループワークを通して、実際に多くの人びとと深く話し、多くの学びがあると感じています。

    ここの部分はある程度経験値がものをいう側面があります。
    今後もできるだけ多くの組み合わせを経験し、多くの経験値を蓄積していきたいと思います。

    マーケティングのクラスもあと少し。
    頑張りながら楽しんでいきます。

    keiji 

    2013年7月25日木曜日

    責任を感じること(GMBAブログ)

    Keijiです。


    MBA生活も5ヶ月が経過し、
    コアクラスの授業のスピードに慣れてくる中で、
    卒業後のことに関して深く1人で考えたり、
    クラスメートと議論したりする機会が多くなってきています。


    今まで、大学受験、大学院受験、インターン、就職、MBA受験を、
    なんとかギリギリでこなして行く中で、
    今まで関わった組織や人々に大きな影響を受けて、
    今の自分は形成されているということを強く感じます。

    その中で、自分に影響を与えていただいた多くの方々に感謝するとともに、
    それらに対して責任を持つ必要があると感じています。


    現在のGMBAのクラスに参加するほとんどのメンバーは、
    会社社費派遣です。ファミリー企業の場合(つまり親が社長、等)も
    ありますが、私のように一般企業で選抜されて
    派遣されている人々も多くいます。
    つまり学費は会社が支払っているということです。


    ご存知の方も多いと思いますが、
    MBAの学費はどの学校をとってもやたら高いです。
    私が初めて知ったときは、まじめに0の数を1つ間違えたほどです。


    いま私が頂いている投資に対して自分がどう責任をもち、
    如何に今後の会社や社会に貢献することができるのか、
    学生生活を送る中で常に頭の中に入れ続ける必要があると感じています。


    また、今会社でビジネスを良くしようと切磋琢磨している
    上司、先輩、同期、後輩の方々がいる中で、
    現状自分が何もできないということに対しては、
    強いもどかしさを感じています。


    急速に変化するマーケットの中で、
    自分が帰る頃には何がどう変わっているのかは分かりませんが、
    今自分にできることは、目の前のことに最大限集中し、
    卒業後に貢献できることを目一杯増やすことに他ありません。


    「焦らず焦る」


    難しいですがその心持ちを忘れないようにしたいと思います。
    また、大学院の恩師に伝授された言葉で、私が好きな言葉があります。


    「パニックになれ」


    人は弱い生き物で、何かに追われたり締め切りが
    あったりしないと、なかなか自分のお尻を叩くことができません。
    パニックになったとき、いったん生産性は下がりますが、
    頭が混乱する中で、如何に現状から最善の手順で
    物事に取り組むことが良いのか、限られた時間の中で
    死ぬ物狂いで考えることができます。
    私が修士論文を書き上げたときはそのような感覚でした。


    まずは弱い自分がいることを認め、それに甘んじず、
    今できることは何だろうと常に考え続けることが大事だと思います。


    ストラテジーのクラスも半分が終わりました。
    毎日図書館にこもりきりですが、さぼり気味の運動もしながら、
    集中力を高め続けていきたいと思います。

    2013年7月11日木曜日

    決断の連続(GMBAブログ)

    Keijiです。

    Financeの授業が始まり、このあとのコアの授業は、
    マーケティングとストラテジーのみになりました。
    めまぐるしく進む授業に、日々精一杯です。

    さて、つい先日、結婚することに決めました。
    ずっと、35歳くらいまでは相手が見つからず、見つかってもなかなか
    結婚まで踏み切れないかなぁ、と思っていたのですが
    今回は不思議とまったく迷いがありませんでした。
    そう思った時が、”決断”の時なのかもしれません。

    すこし時間は空きますが、数ヶ月後から妻もアメリカにきて、
    一緒にアメリカでの生活を始めます。

    我々には、生活環境という意味でも様々な変化があります。

     異動、転勤、留学、引越し。

    環境だけではなく、さまざまな変化は人に考えさせるきっかけを与えてくれます。
    その度に、私たちは限られた情報の中から最適な解を見いだし、
    最終的には直感で判断をしなくてはなりません。

    会計やファイナンスの授業で、現在価値と未来価値を算出することに関して学んでいます。
    その際に、それぞれの価値を算出する上でのリスクに関しても、学んでいます。
    つまり、現時点の基準にてさまざまな決断をする上で、
    現在価値や未来価値を使うことはできますが、
    その基準が変化した時、つまり例えばリスクが悪い方に変化した場合、
    そのときの予測は使い物になりません。
    予測を間違え、大きな経営判断の失敗をしている様子を、
    現在の市場でもよく見かけます。

    つまり
     ・未来は誰にもわからない。
     ・その上で、様々な判断に使用できる知識や経験や視点を養う。
     ・そうすることによって、判断を間違える確率を下げる。
    ということはできると思います。もちろん大事なことです。

    しかしそれだけではなく、大きな岐路に立たされたときに、
    どのように決断をしその判断を周りの多くの人たちを巻き込んで、
    時には大きな反対や批判をされながらも彼らを説得して、
    明確に実行できるかどうか、ということが求められると考えています。

    Leadership Developmentの授業で、ある統計データを見ました。
    MBAを取得した人の中で、企業のCEOになる人の確率は、高いわけではありません。
    むしろ、想像していたよりもとても低い統計データでした。
    (おそらく大企業がメインのデータだと思います。出典があいまいですみません)

    私の視点も同じで、MBAをとるだけではその価値を最大化できません。
    数字が物語っています。

    これをもとに、自分が何を目指したいのか、どういう人になりたいのか、
    何を達成したいのか、どうやって生きていきたいのか、を考える必要があります。

    私は、大きな決断を、明確な意志をもって実行できる人になりたいと強く思います。

    2013年6月27日木曜日

    Base of Pyramid(GMBAブログ)

    Keijiです。

    真冬は極寒のアナーバーも、今は夏で外は暑く、
    図書館で扇風機をまわしながら勉強をしています。

    今日はBOP (Base of Pyramid )について書いてみたいと思います。

    私がなぜミシガン大学を選んだのかと言えば、”ミシガン大学といえばBOP”と思ったからです。

    ミシガン大学はWilliam Davidson Instituteという機関を有しており、
    CKプラハラード教授亡き後、テッドロンドン教授が中心となり、BOPの研究を進めています。

    The Base of the Pyramid (BoP) domain aligns business-oriented incentives for growth, innovation, and profits with the development community’s efforts to create a more inclusive capitalism. WDI’s Base of the Pyramid (BoP) research initiative, under the direction of Dr. Ted London, is a global leader in the BoP domain.

    CKプラハラード教授は、著書『The Fortune at the Bottom of the Pyramid』
    (邦訳書:ネクスト・マーケット―「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略)
    の中でBOPの議論を展開し、「経済ピラミッドの底辺
    (BOP:Base of the Economic Pyramid)」に属する人々が
    新たな市場機会を生む顧客であるとし、世界に大きな衝撃を与えました。

    Fortune at the Bottom of the Pyramid, Revised and Updated 5th Anniversary Edition, The: Eradicating Poverty Through ProfitsFortune at the Bottom of the Pyramid, Revised and Updated 5th Anniversary Edition, The: Eradicating Poverty Through Profits
    著者:C.K. Prahalad
    出版:Pearson Prentice Hall
    (2009-08-24)
    しかしながら惜しくも3年ほどまえに亡くなってしまい、
    直接授業を取ることができないのがとても残念ですが、
    現在はテッドロンドン教授がBOPの授業をMBAコースでも教え、
    Fall Termからその授業を受講する予定です。

    彼が書いている下記の書物は数年前に読みましたが、
    直接授業を受けられるので、そわそわしてるところです。
    著者:Ted Hart, Stuart L. London
    出版:FT Press
    (2010-11-12)



    ****

    企業は利益をだすだけで良いのでしょか?
    我々はそれだけで生きていくことはできますか?
    企業や組織は、どのように社会に貢献するのでしょうか?

    Kazuが今週のブログでソーシャルアジェンダについて触れているように、
    Noel M. Tichy教授は我々生徒に対して、
    私たちや私たちの所属している組織が、
    Global Citizenとして社会に貢献できることはなにか?
    と授業中に尋ねてきます。

    もっと視野を広げて、今の自分、これからの自分に何ができるのか、
    自分の活動を通しどんな問題を解決していきたいのか、
    自分を見つめ直しながら、残りの1年間のMBA生活を貴重なものにしていきたいと思います。

    Keiji

    2013年6月13日木曜日

    MBAって役に立つの?(GMBAブログ)

    Keijiです。
    Ann Arborに来てから数日がたち、
    生活のセットアップに追われています。
    その合間に私も人生初のフルマラソンに参加し、
    足がボロボロになっていました。。。

    無謀でしたがとてもいい経験でした。
    MBAを通し勉強を頑張るとともに健康的な体を手に入れるために、
    新居にあるジムでしっかり体を鍛えようと思います。

    今日は、私が3ヶ月を通して感じた、「MBAって意味あるの?」
    ということに関して書きたいと思います。

    仕事を通しキャリアを積んでいく中で、
    さらにビジネスや経営を学びたいという向上心をぶつける上では、
    MBAは最適な手段だと考えられる一方、
    現実の仕事で詰める経験を一定期間放棄してまでやる価値があるのか、
    机上の空論ではないのか、仕事に応用出来るのか、
    極めて高い学費を払ってまでやる価値があるのか、等、
    批判的な見方をあげればキリがありません。
    その多くは、一部的を得ている批判だとも感じます。

    私はMBAを意味あるものにできるかどうかは、
    その取り組み方にかかっていると強く思います。
    取り組み方が悪ければ、言葉を選ばずに言うと、
    Waste of moneyです。

    つまり、MBAで学んだものを、
    現実の仕事にどのように活かせるかできるだけ具体的に考え、
    それを継続的に実施できれば、
    必ず大きな価値を生み出すことが出来ると思います。
    一方、深い業務経験がない人はそこが希薄になる分、
    MBAと通して得られるものは比較的少なくなると思います。

    また、それは成績の良し悪しだけでは決まりません。
    もちろん成績がいいに越したことはないですが、
    成績がいいからと言ってTake awayが人より多いかといったら、
    必ずしもそうではないからです。

    例えば、事業やプロジェクトを前に進めるには、
    一部の分野だけ秀でているだけでは足りません。
    チームを説得して、心をつかんで、
    それらを躍動的に前に進める力が必要となるからです。

    様々なバックグラウンドを持っているクラスメートの中でも、
    もちろん授業への取り組み方たモチベーションには差違があります。

    その中で、同じクラスメート、つまり戦友という仲間とともに、
    我々が体得できることを最大化するために協力しあって、
    残りの一年を過ごしたいと心から思います。

    これからの勉強が楽しみな一方、
    きちんとついていけるのか心配です。
    目一杯限られた時間を価値あるものにしていくのは、
    各々の取り組み方次第だと思います。

    Keiji

    2013年5月30日木曜日

    一回きりの人生どう楽しむか?(GMBAブログ)

    Keijiです。


    今日は"一回きりの人生をどのように楽しむのか"について書いてみます。


    これまで数ヶ月に渡り、クラスメートでこのブログを書き綴ってきましたが、
    本日で三ヶ月に渡るGMBAのアジアセッションが終わりました。
    今日は午前中にManagement Accountingの最終テストが終わり、
    今は帰りの飛行機の中で、終わってしまったアジアでの生活を
    噛み締めながらこれを書いています。
    DSC_0263


    今までの授業や生活の内容は各人が様々な角度から書いてきましたが、
    ここではアジアセッションを振り返った上で私が感じた想いを、
    若干重複する部分はありますが、書いてみたいと思います。


    私たちクラスメートは、多種多様なバックグラウンドを持っていますが、
    それぞれ違う理由でRossのGMBAを選びました。


    一週間後から始まるアメリカでのMBA生活は、ある意味一般的なものだろうと思います。
    それとは違いこのアジアセッションは、Ross School of Businessの授業の内容を
    そのままアジアに持ってきて、それぞれの土地の躍動する経済や文化を、
    直接肌で感じながら授業を進める、面白いプログラムです。


    しかし、実際にアジアセッションを経験してみて、
    このプログラムの最も大事なポイントは別にあると思いました。
    (学校の見解ではありません。私の個人的な見解です)


    このアジアセッションは、ある意味"共同生活"をするような場所で、
    朝起きてから夜寝るまで、これでもかってくらい時間を共有します。
    寝てる以外の時間すべてです。もはやふつうの家族以上です。


    あるときは授業の合間に、メーカー出身のクラスメート間でメーカーバトルが始まったり、
    あるときはコンサルタントへのメーカーからの攻撃が始まったり、
    時にはバカな話をしたり、奥さんや旦那さんや恋人の話をしたり、
    別のときには世界経済の話をしたり、今後の人生プランの深い話をしたりします。


    国籍を問わず、どれだけ忙しくても話す時間をとって、
    くだらないことから真剣な話までとことん話します。


    昨日は最終テストの準備が深夜までかかりましたが、
    30分一本勝負という名目のもと、そのあと夜な夜な語り合っていました。
    (テストの出来は大丈夫だと思います。。)


    この濃密さは、他のどのMBAコースでも得られないと断言できるほどです。


    一回きりの人生における最高の戦友ができる場所ですし、
    これからのアメリカでの勉強だけでなく、卒業後も間違いなく続く、
    強力なネットワークです。


    私たちが生きている中で使える時間は限られています。
    そして限られた人生を如何に濃密に過ごすかは、
    各々がどうチョイスをするのかにかかっています。


    帰路に立たされた時、判断をする必要に迫られますが、
    私はこのプログラムを選んで本当に良かったと、心から思います。


    アメリカではクラスメートが、40人から500人越まで増えます。
    また様々な人にめぐり合うことが出来るでしょう。


    アジアセッションを通じて、
    いろんなことに必死に取り組み、切磋琢磨できる友人を、
    もっともっと増やしていきたいと、強く感じるようになりました。


    このあとのMBAライフもとことん頑張って、とことん楽しみたいと思います。


    Keiji

    2013年5月16日木曜日

    MBA受験について(GMBAブログ)

    Keijiです。

    第4回目の投稿です。
    今回は、MBA受験について書きたいと思います。

    MBA受験の一般的な情報についてはググっていただければ
    山のように出てきますので、ここでは私の経験を元に書いてみます。

    MBA受験は私にとっては非常に大変なものでした。

    バックグラウンドによって変わる部分はありますが、
    おそらく多くの人にとって簡単なものではないとおもいます。
    特にわたしのような純ドメ(帰国子女でないこと)のような人は、
    苦労してないという話は聞いたことがありません。
    一方苦労するということは、その分間違いなく
    Take Awayも多いということです。

    MBA受験は一般的に、
    • 英語のスコアレポート(GMAT, TOEFL等)
    • エッセイ
    • 推薦状
    • インタビュー

    の四つの準備が必要です。
    それ以外にも、
    • 費用の準備
    • 家族の理解
    も重要です。

    どれももちろん大変なのですが、帰国子女でない限り、
    英語のスコアをあげることは非常に苦労します。
    私がとても苦労した英語のスコアメイクについては、
    一般的なやり方があるので、ここでの多くを語りませんが、
    MBA受験ではここに多くの時間を費やします。
    合格をもらった同級生や卒業生を見ていても、
    もう二度とやりたくないと言っている人が多数です。
    お金と時間と精神力への大きな投資が必要です。

    一方、エッセイについては、
    エッセイのカウンセラーを雇うことが多く、
    その費用ももちろんかかります。

    私が感じたのは、エッセイというのは就職活動で書いた
    エントリーシートのとっても大変なバーションという感じです。

    限られた文字数の中で、自分の核心に触れるような質問に対して、
    最大限適切な記述をする作業というのは、大変でもありますが、
    自分の中の考えを、改めて振り返る、まとめるという意味で、
    とても大事なものだったと思いました。

    このブログも一部そうですが、
    普段考えていることをなるべく深く振り返ったり
    文章に書きだしてみることって、
    今後の自分のキャリアや人生を考える上でも
    とてもいい機会だと痛感しています。

    私の場合は、就職活動のエントリーシートや面接もそうでしたが、
    エッセイを書いている途中から楽しくなってきて、
    どうやって修正してより良いエッセイを作ることができるのか、
    限られた時間の中で、もくもくと考えていました。
    (良いエッセイだとは口が裂けても言えませんが、、、)

    つまり、MBA受験に言えることは、この過酷な受験プロセスを、
    如何に楽しむのか、にかかっているのではないかと思っています。

    同じことを嫌々やっている人と、
    楽しんでやっている人の生産性の間には、
    大きな差があると思いませんか?

    Stay foolish, stay hungryでいるためには、
    Keep enjoying が重要だと思います。

    次回は、どんな時にも動揺せずドンと構えているMakotoです。
    お楽しみにー!
    Keiji

    2013年5月2日木曜日

    社会に貢献するということ(GMBAブログ)

    Keijiです。
    先週日本セッションが終わり、
    大気汚染と鳥インフルエンザが不安な中ですが、
    3日後には中国セッションのため北京に向かいます。

    今回はKeijiの3回目の投稿です。
    1回目2回目からの続きを書かせて頂きますね。

    ****

    前回は、何故私が”デザイン→国際協力→研究者ではなくビジネス”という
    キャリアの変更をしてきたのか、前半部分を書かせて頂きました。

    今回は 
    ”国際協力→カンボジア→研究orビジネス”と変化があり、
    社内留学選考への応募も含めた、MBAに至るまでの流れをご紹介します。 

    なんとか涙ながらに大学院へ進学した後、
    全て英語でしかも、大学院からはじめての経済学ということで、
    最初の授業は内容の10%も理解できず、
    呆然としていた記憶があります。

    ボロボロになりながらなんとか授業をこなしていく中で、
    私と違い、それぞれの専門(教育、経済、法律、農業、保健、等) を
    大学時代から継続的に勉強しているクラスメートを観察する中で、
    自分のキャリア形成が如何に遅れているか、焦りを覚えていました。

    特に、私も国際協力活動はしていたものの、
    国際開発・国際協力の分野にとても重要な
    途上国での現地経験が全くない状態で議論や勉強だけ進めても、
    あまり意味が無いと強く思いました。

    幸いにも某独立行政法人のカンボジアオフィスのポジションに合格し、
    大学院を休学し、1年間プノンペンに行くことになりました。

    現地ではODA(Official Development Assistance)事業のサポート業務に携わっていましたが、
    もちろん下っ端中の下っ端なので、雑用もしっかりこなしていました。
    オフィスの皆さんの優しさにも助けられながら、1年をすごしました。
    結果、途上国に滞在して仕事をした経験は、自分にとってはかけがえがないものだったと感じています。
    というのも、旅行でこのような場所を訪れることと、中長期的に滞在して仕事をすることは、
    大きく違っていて、後者の経験をしないとわからないことが多いと感じるからです。

    1年たった後日本に帰国し、今後のキャリアをどうするか、とても悩みました。
    何も決まってない状態で、尊敬してやまない担当教授に相談したところ、
    何も決まってないうちから何を悩んでいるの?
    とりあえず就職も修士論文も博士課程の受験も、 全部やってみたら?
    全部やってみてから決めればいい。
    とアドバイスを貰い、とても納得感があったので素直に全部やりました笑

    就職を決め、修士論文を書き、博士後期課程の合格も何とかもらった後に、
    研究or国際協力 なのか、ビジネス なのか、とても悩みました。

    大きく分けるとPublic SectorとPrivate Sectorの
    どちらに進むか、ということです。

    どちらが自分のやりたいことなのか、という意味では前者でした。
    しかし、どちらが自分に向いているか、という意味では、後者だと直感的に思いました。
    社会の中で、自分の価値を最大限発揮するためには、
    後者を選ぶことは重要だと感じだのです。
    その判断は、今でも間違っていなかったと思っています。

    引用が多くて申し訳ないですが、ある書類に書いた自分の文章を引用します。

    今私たちが普段から行っている行動や事業は、果たして社会的にどのような影響を与え、どれだけ意味があるのだろうか、それは持続可能な形態なのだろうか、というところに大きな問題意識を持っています。民間企業に勤務し、売上高や利益に注力しながらビジネスを推進する中、我々が社会に対して存在する意味を考えると、それだけではいけないのではないか、と強く思います。
     当然のことながら民間事業体として、売上高と利益の確保は必須。持続的に事業を推進するという意味でも、もっとも重要なことにはかわりはありません。一方、その資本主義型、言い換えれば、利益追従型・資本増殖型のビジネスモデルを突き詰めることだけで、中長期的に生き残っていくことができるのか、というところに大きな疑問符が残ります。私は、民間企業にとっても、また例えば先進国の”経営”という意味でも、それは難しいと考えています。
     売上高・利益の確保と社会貢献は相反する物と考えられ、実際にその場合も多くあります。逆説的に見ると、もしビジネスの中で双方を両立することができたらば、長期的に継続できるビジネスモデルを作ることができるのではないか、そしてそれを目指していくことが今求められているのではないか、と考えています。それはある意味、Public sectorとPrivate Sectorの性質を双方兼ね備えた事業体です。
     それは事業とCSR(Corporate Social Responsibility)を分けて考えるのではなく、事業自体が社会的責任を十分に負うということであり、その意味を事業自身で社会に投げかけることが、今求められていると考えます。事業としても、社会的意義としても、持続可能なビジネスモデルの形成を目指すために今我々ができることは何か、ということを真剣に議論する必要があります。
    それはもちろん簡単なことではないですし、ビジネスに携わっている方々から見れば、
    何を甘いことを言っているんだ、そんなことしていたら潰れる、と思われる方も多いと思います。

    ただ、もちろん難しいことだとわかっていながらも、自分が社会に存在する上で、
    自分がやっていることの意味をきちんと考えながら、それがどう社会に貢献しているか、
    常に考えつづける必要があると感じています。

    残念ながら2年ほど前にお亡くなりになったC.K. Prahalad教授が
    在籍していたMichigan大学へ進学したいと
    考えるようになりました(ほんとに落ちそうで危なかったですが。。。)

     【追悼】C・K・プラハラード氏[米経営学者]ドラッカーの“後継者”との対話を振り返る今後もどのようにキャリアを形成していくのか、
    MBA生活を通してまだまだ書き綴っていきますね!

    明日はAccountingの授業で神のようなオーラを放っていたMakotoです。
    ご期待ください。